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大塚久雄 氏(おおつかひさお)

経済史学者[日本]

1996年 7月9日 死去老衰享年90歳

大塚 久雄(おおつか ひさお、1907年5月3日 - 1996年7月9日)は、日本の経済史学者。
専攻は英国経済史で、西洋諸国における近代資本主義、近代市民社会の研究で知られ、マックス・ウェーバーの社会学とカール・マルクスの唯物史観論の方法を用いて構築した大塚史学は国際的評価を受けた。
研究内容 マルクス経済学とウェーバー社会学を基礎に「近代」を担うべき人間について考察を深めた。
大塚はイギリスを近代と民主主義のモデルケースと考え、独立自営農民ヨーマンがその発展を支えたとした。
小熊英二は、大塚の背景には日本の民主主義が、特にその担い手となる自由で自立した市民が未成熟であったことの反省があるし、大塚が「労働者の自発性と目的合理性」を重視したのは、太平洋戦争時の戦時体制が「過剰統制」と「神かがり主義」により、敗戦を招いたことへの批判にある指摘した(小熊 2002, pp. 91-95)。

おおつかひさお [生]1907.5.3.京都[没]1996.7.9.東京経済史学者,東京大学名誉教授。1930年東京大学卒業後,同大学助手,法政大学助教授,同教授を経て,39年東京大学助教授,47年同教授。68年退官後,国際基督教大学教授。近代資本主義の特質をプロテスタンティズムとの関連で究明したM.ウェーバーの影響を強く受けながら,近代資本主義の成立過程をマルクス経済史学の立場から明らかにしようとした。学術会議会員。92年文化勲章受章。主著『近代欧州経済史序説』(1944),『近代資本主義の系譜』(46)など著書多数。『大塚久雄著作集』(13巻)がある。 (引用元 コトバンク)