大藪春彦 氏(おおやぶはるひこ)
作家[日本]
1996年 2月26日 死去肺炎享年62歳
大藪 春彦(おおやぶ はるひこ、1935年〈昭和10年〉2月22日 - 1996年〈平成8年〉2月26日)は、日本の小説家、狩猟家。
日本統治期の朝鮮・京城生まれ。
日本におけるハードボイルド小説の先駆者の1人である。
アクション・エンターテインメント色の濃い作風で知られ、代表作には『野獣死すべし』『蘇える金狼』『汚れた英雄』などがある。
作品の多くは電子書籍化され、映像化作品も多い。
経歴=
出生=
1935年 2月22日、日本統治下の 京城(ソウル)で生まれ、年内に山形県酒田市へ移転。
1941年、当時(「韓国併合ニ関スル条約」に基づき)大日本帝国の領地だった朝鮮半島北部の新義州に移転し、国民学校へ入学する。
1945年に父が応召。
敗戦後、高官たちは民衆たちを見捨てていち早く帰国し、残された日本人の警官や憲兵たちが、朝鮮人たちの報復によりなぶり殺しにされるのを目撃する。
ジフテリアにかかった妹を背負い、病院から病院へと血清を求めて奔走するなど、生活苦にあえぎつつ、盗みを働いてまでも一家の長男として必死に食糧を得る。
この時はソ連兵に銃剣で背中を刺されたこともあったという。
終戦後、父と生き別れになり、1946年に共同で闇船を雇い日本へ帰る(新義州(8月)→仁川→ソウル→議政府→釜山→佐世保(9月17日)→香川県善通寺の祖母の家)。
のちにこの時の体験が、大藪作品の主要なテーマとなる「反権力」に反映されている。
なお、生き別れとなっ ……
大藪春彦さんが亡くなってから、28年と276日が経ちました。(10503日)