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黒田三郎 氏(くろださぶろう)

詩人[日本]

1980年 1月8日 死去享年62歳

黒田 三郎(くろだ さぶろう、1919年(大正8年)2月26日 - 1980年(昭和55年)1月8日)は、日本の詩人。
東大経済学部卒。
戦後の『智恵子抄』とも言える恋愛詩集『ひとりの女に』(1954年)と、妻の入院中、父娘2人の生活をうたった絶唱『小さなユリと』(1960年)で現代詩を誰にもわかる平明なものにした。
ほかに『時代の囚人』(1965年)など。
略歴= 広島県呉市出身。
呉海兵団の副団長であった父・勇吉(海軍兵学校第21期)の退役に伴い、3歳からは、父の故郷・鹿児島で育つ。
鹿児島県立第一鹿児島中学校 (旧制) 、第七高等学校造士館 (旧制) を経て東京大学経済学部卒業。
戦時中、会社から派遣されたり現地召集で南洋の島々で過ごした。
戦後はNHKに入局し、1947年、詩誌「荒地」創刊に参加し、詩や評論を発表する。
結核の闘病を続けながら、市民の生活に根ざした感情を平明な言葉で描いた。
昭和30年(1955年)には最初の詩集『ひとりの女に』でH氏賞を受賞。
1969年にNHKを退職後は、文筆活動に専念する。
詩集には、長女のユリとの日常生活をつづる詩集「小さなユリと」、『失はれた墓碑銘』『もっと高く』など、評論集『内部と外部の世界』などがある。
1975年から詩人会議運営委員長をつとめた。
1980年1月8日、下咽頭癌のため東京女子医科大学病院で死去。
詩作品はしばしば楽曲化され、クラシックやフォーク系の作曲家によって曲が付けられ、音源化もされている。
一例として ……

黒田三郎が亡くなってから、44年と350日が経過しました。(16421日)

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