蟻二郎 氏
英文学者、評論家[日本]
1996年 1月1日 死去享年66歳
蟻 二郎(あり じろう、1929年10月27日 - 1996年1月1日)は、アメリカ文学者、批評家、太陽社社長。
本名・三宅二郎。
兵庫県姫路市出身。
東京外国語大学英米科卒業、東京大学英文科大学院修了、群馬大学勤務。
1961年、磯田光一、小野二郎、近藤耕人、柘植光彦、中井多津夫らと第16次『新思潮』(晶文社)を創刊、1964年まで続いた。
1971年、明治大学専任講師を辞任。
1967年、出版社・太陽社を興し、大学の語学テキストのほか、アメリカ文学や、ヒッピー文化に関する翻訳、自らの著作を刊行する。
1979年、神保町で古書店「ワンダーランド」を開いた。
雑誌『新批評』に、英文科教授平井正穂から不当な扱いを受けたとして告発文を発表した。
柄谷行人と親しく、中上健次にも会ったことがあるが、中上は蟻を「あいつ、不良だよ」と言っていたという。
太陽社は1990年代に刊行を再開、現在も出版活動を行っている。
また、「ワンダーランド」も未亡人が営業を継続したが1999年ごろに閉店。
なお、高円寺で古本酒場「コクテイル」を経営している狩野俊は、蟻二郎の死去後に「ワンダーランド」の店員をしていた。
関連作品
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タイトル ニューヨークの魅力
種別 ペーパーバック著者 - 蟻二郎
出版社 太陽社ページ数 発売日 新品価格 ¥3,098中古商品 ¥1,881より -
タイトル 帰らざるウエスターン
種別 単行本著者 - 蟻二郎
出版社 晶文社ページ数 発売日 新品価格 ¥2,999中古商品 ¥2,999より
蟻二郎さんが亡くなってから、28年と88日が経ちました。(10315日)