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杉山平一 氏(すぎやまへいいち)

詩人、映画評論家[日本]

2012年 5月19日 死去肺炎享年99歳

杉山 平一(すぎやま へいいち、1914年11月2日 - 2012年5月19日)は、日本の詩人、映画評論家、帝塚山学院大学名誉教授。
福島県生まれ。
大阪府立北野中学校(旧制)、松江高等学校 (旧制)を経て、東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業。
在学中三好達治に認められ『四季 (詩雑誌)』に参加、文芸同人となる。
卒業後、織田作之助らと『大阪文学』を創刊。
1941年第2回中原中也賞(現在の同名の賞とは異なる)、1943年『夜学生』で文芸汎論詩集賞受賞。
1987年大阪芸術賞受賞、2003年『戦後関西詩壇回想』で第5回小野十三郎賞特別賞受賞。
2012年、詩集『希望』で第30回現代詩人賞を受賞。
その他、兵庫県文化賞など受賞。
詩の他に戦前より映画評論を行う。
戦後も映画評論で活躍。
『映画文化』『映画芸術』『映画評論』『キネマ旬報』に多くの映画論表を寄稿。
1966年より帝塚山学院短期大学教授。
1976年10月 大阪シナリオ学校 校長に就任。
1985年に帝塚山学院大学を定年、名誉教授。
関西詩人協会の設立に関わる、関西詩人協会会長、四季派学会会長、現代詩人会会長を歴任した。
2012年5月19日に肺炎のため死去。
97歳没。

平明で叙情的な表現で知られる詩人で映画評論家としても活躍した杉山平一(すぎやま・へいいち)さんが19日午前9時21分、肺炎のため兵庫県西宮市の病院で死去した。97歳だった。福島県出身。葬儀は22日午前11時30分から、西宮市高畑町2の25のエテルノ西宮で。喪主は長男稔(みのる)氏。 1937年東京帝大文卒。在学中に詩人三好達治に認められ、同人誌「四季」に参加。卒業後は作家織田作之助らと「大阪文学」などを発行した。平明な言葉と人間的温かさが作風の特徴で、場面を積み重ねたり、時間をさかのぼったりする映画的手法を詩作に導入した。 41年に中原中也賞、2003年に「戦後関西詩壇回想」で小野十三郎賞特別賞、今年3月に詩集「希望」で、現代詩人賞を最高齢で受賞することが決まり、6月2日に授賞予定だった。 「キネマ旬報」などで論評を担当するなど、映画評論家としても活躍。帝塚山学院短大教授、大阪シナリオ学校長も歴任した。 詩集に「夜学生」「ミラボー橋」、映画評論集に「映画芸術への招待」などがある。 

関連作品

  • タイトル
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    発売日
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  • タイトル
    窓開けて
    種別
    単行本
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    • 杉山平一
    出版社
    編集工房ノア
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    ¥11,368
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杉山平一さんが亡くなってから、11年と314日が経ちました。(4332日)