宇野浩二(うのこうじ)
作家[日本]
1961年 9月21日 死去享年71歳
宇野 浩二(うの こうじ、1891年(明治24年)7月26日 - 1961年(昭和36年)9月21日)は、日本の小説家。
本名は、宇野格次郎。
父は六三郎、母はキョウ。
7歳年長の兄・崎太郎は幼時に脳膜炎にかかり知的障害があった。
日本芸術院会員。
福岡県福岡市南湊町(現在の福岡市中央区荒戸一丁目)に生まれる。
早稲田大学英文科中退。
『蔵の中』『苦の世界』など、おかしみと哀感のある作品を独自の説語体で発表し、文壇に認められた。
その後『山恋ひ』『子を貸し屋』などで作風の幅を広げた。
一時精神に変調をきたすが、復活後は冷厳に現実を見つめる簡素で写実的な作風に転じ、『枯木のある風景』『器用貧乏』『思ひ川』などを発表。
他に松川事件の被告を弁護した『世にも不思議な物語』などがある。
遅筆でありながら執筆量を増やした結果、心労を害した経験から来客者を吟味するようになり、来客は必ずお手伝いが応対して、自身は障子裏の隠れて聞き耳を立てていたという。
また原稿用紙9枚分の文章を執筆するのに200字詰め原稿用紙を300枚費やしたり、編集者に渡した原稿を、速達や電報を使って何度も修正を要求する等、「文学の鬼」と称された。
関連作品
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タイトル 思い川・枯木のある風景・蔵の中 (講談社文芸文庫)
種別 文庫著者 - 宇野浩二
- 水上勉
出版社 講談社ページ数 発売日 新品価格 ¥1,430中古商品 ¥130より -
タイトル 宇野浩二 名作全集: 日本文学作品全集(電子版) (宇野浩二文学研究会)
種別 Kindle版著者 - 宇野浩二
出版社 ページ数 発売日 新品価格 ¥499中古商品
宇野浩二が亡くなってから、62年と189日が経過しました。(22835日)