訃報新聞 - 有名人・経営者のおくやみ情報

前田勝之助 氏

元東レ社長、元経団連副会長[日本]

2013年 4月7日 死去肺炎享年83歳

東レの多角化を推し進めた「中興の祖」で名誉会長、元社長の前田勝之助(まえだ・かつのすけ)氏が7日午前4時1分、肺炎のため東京都千代田区の病院で死去した。82歳だった。福岡県出身。葬儀は近親者で済ませた。後日、「お別れの会」を行う。 京大院修了後の1956年、東洋レーヨン(現東レ)入社。87年4月社長に就任し、97年6月会長。業績悪化を受け、2002年4月に会長兼最高経営責任者(CEO)として経営の一線に復帰した。04年6月から名誉会長。 社長在任中は、不振に陥っていた繊維事業を立て直す一方、炭素繊維や医薬・医療、電子情報機材、水処理など多角化を積極的に推進。帝人や旭化成工業(現旭化成)の後塵(こうじん)を拝していた東レを業界トップに押し上げた。  97年5月から01年5月まで経団連副会長を務めた。科学技術会議や産業競争力会議のメンバーとして、製造業の競争力強化にも取り組んだ。03年の三井化学と住友化学工業(現住友化学)の統合破談後には、三井化学と東レが統合する「大三井構想」を唱えた。