永田穂 氏(ながたみのる)

1925年、福岡生まれ。1949年、東京大学 第一工学部計測工学科を卒業、NHKに入局。1971年までNHKに勤務したが、その間に東北大学で博士号を取得、1963-1964年には、西ドイツのゲッティンゲン大学に留学し、室内での反射音の構造と音響効果などについての研究に参加した。NHK技術研究所では、参考となる情報が不足する中、旧NHKホールの音響設計を担当し、そのときの経験が、武蔵野音楽大学 ベートーヴェンホールや東京文化会館の音響設計に繋がった。NHK退局後、1971年7月に「永田 穂建築音響設計事務所」を設立、のちに法人化し、1993年に社名を「株式会社 永田音響設計」と改めた。