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大久保康雄 氏(おおくぼやすお)

文学者翻訳家[日本]

1987年 1月12日 死去享年83歳

大久保康雄 - ウィキペディアより引用
大久保 康雄(おおくぼ やすお、1905年5月1日 - 1987年1月12日)は、日本の英米文学翻訳家。
日本における専門翻訳家の草分けである。
茨城県生まれ。
本名・保雄。
慶應義塾大学英文科中退。
大宅壮一のジャーナリスト集団に属して翻訳を修業、1931年、最初の訳本を刊行。
1938年『風と共に去りぬ』の完訳を、友人・竹内道之助の経営する三笠書房から刊行。
また1941年頃には翻訳活動と並行して、竹内・宮西豊逸・小出節子らと「霜月会」を結成、同人雑誌に小説を執筆していた。
戦後、絶版となっていた『風と共に去りぬ』を復刊してベストセラーとなり、ヘンリー・ミラーの主たる作品、ナボコフ『ロリータ』など、現代米文学を中心に多くの訳書がある。
推理小説も多く手がけている。
大学で教鞭をとる傍ら翻訳にあたる多くの翻訳者とは一線を画し、生涯教職とは無縁で、職業翻訳家として次々に翻訳を発表。
日本の英米文学紹介者の中で独特の活躍を続け、彼以後様々な職業翻訳家が活動するようになった。
下訳者たちを駆使し約55年にわたり膨大な「大久保訳」を生み出しており、「大久保工房」と呼ばれた下訳者の中には、戦前からの付き合いの中村能三、田中西二郎の他、白木茂、高橋豊、加島祥造など、後に独立し名を成した翻訳家たちが多くいる。